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KAKKINの結成
1954年3月1日に発生した第五福竜丸ビキニ被災事件の後、日本国内での原水爆禁止に向けた機運の高まりを受け、原水爆禁止署名運動全国協議会が結成され、全国で2000万もの署名を集めました。しかし、早々に共産党がこの運動を仕切るようになり、その活動は本来の趣旨から外れた反米闘争強化路線となり問題視されました。
このような状況下の1961年11月15日、核兵器禁止平和建設国民会議(核禁会議)は「いかなる国のいかなる理由による核兵器も許さない」「特定政党および政治勢力の干渉と支配を受けない」「人道主義を基調とする」という立場に立つ学者・文化人・民間団体・婦人団体・労働組合等が結集し「再び核兵器が使用されることのない平和な社会の建設」を目指し結成されました。
そして、2014年1月に、名称を核兵器廃絶・平和建設国民会議(KAKKIN)と変更して今日に至っています。
結成から今日まで、一貫して「核兵器廃絶」「被爆者支援」「原子力平和利用推進」に向けた活動を進め平和建設の実現に取り組んでいます。また、会員向けの研修会を開催し、これらの活動に必要な正しい知識を学んでいます。
KAKKINの運動理念
KAKKINは、次の運動理念を掲げ、運動を推進していく
- 自由と民主主義を育て、守り、人間の尊厳を最重視する。
- 社会正義の追及によって公正、安全な社会の実現を目指す。
- 左右の全体主義に反対し、特定イデオロギー及び政治勢力の支配をうけない。
- いかなる国の核兵器、核実験に反対するとともに、原子力の平和利用を推進する。
- 平和建設の意思を堅持し、日本の平和、世界の平和に寄与する。
KAKKINのシンボルマーク
KAKKINのシンボルマークは、結成25周年(1986年)を記念して作成されました。
折り鶴に平和の願いを込め、六分割した円は世界六大州をあらわし、世界平和の実現を目指していることを表現しています。
アクセス
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